相続手続きにかかる費用はどのくらいでしょうか?


まず、相続手続きにかかる費用には、自分で手続きを行う場合にも発生する実費がかかります。

たとえば、不動産の名義変更にかかる税金(登録免許税)、戸籍や固定資産税評価証明書、金融機関の残高証明書等の必要書類を取得するための費用などがあります。

次に、相続税の申告書の作成及び税務署への提出を行う手続き、不動産の名義変更を法務局で行う手続きなどを税理士や司法書士に依頼する場合には、それぞれの専門家に対して手数料が生じます。

相続税の申告手続きの手数料は、所有財産や家族構成などにもよりますが、概ね相続財産額の0.5%から1%程度になります。司法書士については、一つの不動産につき5万円前後が目安になります。

専門的な手続きは相当の時間と労力を要します。また、手続きに誤りがあった場合に、後日税務署等から修正の要請がある可能性もあります。

専門家に対する費用は安くはありませんが、ご自身の時間と労力を費やせるバランスをみて、専門家への依頼をご検討ください。